ユーザー数も14億を超え、常に進化し続けるFacebookですが、今回Facebookの友達間で自分が今どこにいるかの位置情報を共有する「近くにいる友達」というサービスが日本でもローンチされたようです。このサービスは、自分のスマートフォンの位置情報と設定をオンにすれば、近くにいる友達や外出している友達の位置情報が共有できるというもの。そしてその友達が近くにいるとお知らせまで届くということです。
位置情報共有というのは以前から存在するサービスで、Facebookでも今いるお店や場所などを投稿することができますよね。近くに友達が来たらお知らせする機能も、たまごっち等の玩具からNintendo3DS等のゲーム機でも利用することができました。

このNintendo3DSの機能では、利用する子どもたちが不用意に繋がってしまうということで保護者の間でも問題になったことは記憶に新しいところですが、それと似たようなことをFacebookがやろうとしているのです。

この「近くにいいる友達」はFacebookアプリの設定画面に入っています。

そこにこのサービスを利用するかどうかのスイッチがあり、「利用する」にすれば、自分の今いる場所を、設定したFacebookユーザーに教えることができます。

今いる位置情報の公開範囲は基本は友達であり、全公開は無い模様。友達は自分が設定した友達リストから選ぶこともできます。



ただ近くにいる友達と表示されてても、地図上でピンポイントな位置が分かるわけではなく「近く」の範囲が10kmとかなっているので、シビアに受け止めるほどのレベルではないかもしれません。

自分の居場所の詳細を友達にメッセージすることはできるようです。
自分の居場所を友達に伝えることができ、逆に友達が居場所を教えてくれるというのは便利な機能といえるかもしれませんが、ネットでのプライバシーコントロールの観点で言えば恐ろしい機能でもあります。

対応万全な方なら問題無いかもしれませんが、プライバシーに敏感な方や自分の行動を知られることが仕事上不利になる方は利用すべきサービスでは無いと思います。
この機能はデフォルトではオフになっているので慌てる必要はないと思いますが、いつの間にかローンチされてるFacebookやSNSアプリの機能には気を配った方がいいでしょう。

基本的にユーザーの承認なく、勝手に利用状況になることはないと思いますが、なにせ無料で使わせていただいてるサービスですからね。

いつどうなるのかはわかりませんから。

ネットやSNSの健全な利用と自分自身のプライバシーコントロールのためにも、面白がって利用することは控えた方がいいし、このサービスを利用することで自分や他人にどのような影響を及ぼすのかを一考した方が良さそうです。