こんにちは。
株式会社伝えるを考えるの置鮎です。

3月、輝かしい門出を迎える卒業シーズンとなりました。
わが子の最高の笑顔をスマホに収め、その喜びをSNSで分かち合うのは、今や当たり前の光景です。
しかしその思い出の1枚が、お子様の将来を左右する「デジタルタトゥー」になるリスクがあることをご存知でしょうか。

弊社YouTubeチャンネル「伝えるを考えるチャンネル」にて、卒業式とデジタルタトゥーについての動画を公開しました。

■「顔を隠せば大丈夫」はもう古い?

かつては「顔を隠し、背景をぼかせば特定されない」というのがネットの常識でした。
しかし2026年現在、AIの画像解析能力は私たちの想像を絶するレベルに達しています。

背景に小さく映り込んだ電柱の管理番号、床のタイルのわずかな傷、窓ガラスに反射した景色……。
AIはこうした断片的な情報から、撮影場所を数メートル単位で瞬時に特定してしまいます。
さらにスタンプやモザイクで隠した部分さえ、AIは周囲の画素から推測し、元の情報を復元しようと試みる時代なのです。

■実際に起きている深刻なトラブル事例

動画内では、保護者や先生に知っておいてほしい3つの深刻なトラブルを紹介しています。

  • 就職活動への影響: 中学時代の「鍵アカウント」でのふざけた写真がAIにより掘り起こされ、最終面接で不採用になったケース。

  • 善意のシェアによる特定: 他の保護者が再共有した集合写真から、ストーカー被害に遭っていた生徒の転居先が特定されてしまったケース。

  • ディープフェイクの素材化: SNSの動画から声と表情を学習され、本人が言ってもいない過激な発言をする偽動画が作られてしまうリスク。

■これからの時代の「賢い選択」とは

では、私たちはどのように思い出を記録し、発信すれば良いのでしょうか。
私が提唱するのは、SNSに投稿するなら人物そのものではなく、その場を象徴する「景色」を選ぶという考え方です。

校庭の桜、誰もいない教室、黒板の寄せ書き。
それだけでも卒業の感動は十分に伝わります。
あえて人が写っていない写真を選ぶ勇気を持つこと。
それは自分だけでなく、一緒に写っている友人の未来をも守る、大人としての情報リテラシーの所作です。

大切な思い出を、本当の意味で大切にするために。ぜひ動画本編をご覧いただき、ご家庭や学校、PTAでのルール作りの参考にしてください。

YouTubeチャンネル「伝えるを考えるチャンネル」

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