この度内閣府の事業として取りまとめた「青少年のインターネット環境整備に取り組む民間団体活動事例集」に、伝えるを考えるプロジェクトの活動が掲載されました。

これは全国各都道府県で青少年のインターネット適正利用に取り組む団体のうち、50団体の活動概要が紹介されているもので、私の地元福岡県からも私を含め3団体が紹介されています。

全国の活動事例のひとつとして紹介されることは大変嬉しく思いますし、励みになります。

しかし今回一番嬉しく思えたのは、様々な青少年のインターネット適正利用のための活動事例を知ることができたことです。これは私自身も大変勉強になりますし、先輩諸氏の地道な活動にも大きな刺激をいただけます。

現在の青少年を取り巻くインターネット環境の整備は完全に後れをとっています。今後も我々の活動は重要だと考えますし、より広範囲で、より新しい知識を学ばないといけません。

5年前のケータイやネットの問題と異なり、スマートフォンの普及は青少年を含めた多くの人間の習慣や常識、そしてコミュニケーションの在り方を上書きしてしまう可能性があります。
だからといって青少年からスマートフォンやインターネットを遠ざけたりするだけでは問題の先延ばし。問題を避け続けた結果、情報リテラシーが身に付いていない社会人になってしまいます。

伝えるを考えるプロジェクトとしても漠然と、青少年のスマホやSNSとの接し方というだけでなく、「情報過密社会における情報処世術」を中心とした情報モラルのこれからを提示し続けたいと考えています。

今日は福岡市教育委員会にて、今年度の福岡市ふれあい学び舎事業「メディアのルールづくり学習会」の講師としてご依頼頂きました。今年度の講演活動は既にスタートしていますが、昨年以上にアイディアを盛り込んだ活動に邁進したいと思います。