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早いもので今年も10ヶ月が終わりました。
毎年9月から翌年2月まで小中学生向けの講演が続きます。
今年度は昨年以上に講演のご依頼が多く、11月も10数件の講演が控えています。
次の小学6年生向けの講演資料を作っている最中にこんなニュースがありました。

子どもがまねしてあわや火事 人気YouTuber、「ノートをレンジでチン」動画削除 「注意が足りなかった」と謝罪

(2016年10月31日 12時14分/ITmedia)

大学生2人による人気YouTuber、「水溜りボンド」が10月19日に公開した動画を子どもが真似し、あわや火事になるところだったという事実を受け、水溜りボンドが動画を削除、動画による謝罪をしたというもの。

問題の動画は、消しゴムで消えるボールペンで書いたノートをレンジでチンすると、文字が消えるという実験を伝えるもので、これを見て子どもがノートをレンジに入れたところ、ノートが黒焦げになり家中が煙り臭くなったそうです。
この顛末と注意を父親が記したブログが話題となり、問題の動画は削除されることとなったわけです。

今回の問題は、YouTuber側が危険行為を行い、動画として公開したことです。
専門家でもなく、十分な対策がなされてない、単なる「やってみた記事」をネットに公開することは、大変危険なことだと言えます。
またその動画が誰の目にとまるのか、そしてそれが真似されたり実行されたりすることを想定していない、無配慮な情報発信です。

今回、真似をした子どもが火傷や怪我をしなかったからよかったものの、最悪家が火事になってしまったら大変でした。子どもの親もトラブルに接して直接水溜りボンド側にクレームを入れればよかったのに、自分のブログで(しかもYouTuberの名前を伏せて)投稿するに止まったのは、真似をした子どもが悪いと受け止めたのかもしれません。

こうして水溜りボンド側も自分たちの非を認め、謝罪対応を行ったわけですが、これを機会に彼らも動画を見る人への影響力というものを改めて感じて欲しいと思います。
これがテレビであれば、厳しいチェック機能が働き、こうしたトラブルは未然に防げたと思いますが、YouTuberの多くは所詮素人。
つまり動画を見る側もそれなりに気をつけて受け止めなくてはならないということですね。

最近は小学生低学年でもYouTubeを見ているし、彼らにとってはインターネットの投稿動画ではなく、スカパー!、WOWOWのようなテレビのいちチャンネルとしか認識していません。つまりは子どもにとってYouTubeは「日常」であり「当たり前の習慣」なのです。

YouTubeの動画影響力というものが、子ども達にとって如何に強烈であるかということを、私たち大人は改めて考えなくてはなりません。

我が子はまだ低学年だし、スマホも持たせてないから大丈夫・・・なんて安心してはいけませんね。