サッカー 2018ワールドカップ、いよいよ開催!
いよいよサッカーの祭典、ワールドカップが始まりますね。
私自身はそこまでサッカーに詳しいわけではないので、ただただ日本を応援するだけですが、ドイツやスペイン、ブラジルなど、強豪国のサッカーを観るのは楽しみにしています。
我が日本代表は、直前の監督解任など波乱に満ちた状況でワールドカップ本番に臨むわけですが、ここに至るまでのネットで見受けられる声の多くは否定的、悲観的なモノばかりが目に付きました。
スポーツというのは結果が問われるので、負けが続くと非難や議論の的になりがちです。
特にプロスポーツではその傾向がありますが、それも熱心に応援してくれるファンがいてこそ起こる現象でもあるわけで、選手達にとっては良くも悪くも刺激になるのでしょう。
とはいえスマートフォンやSNSが普及し、個人の声が受発信しやすくなった現在、意見や感想とかいう気持ちやアイディアが入ったモノではなく、心ない発言や罵詈雑言の方が目に付きます。
確かに不甲斐ない成績であると、ついつい感情的になったりすることもあるでしょう。
しかし選手や監督の発言や(ピッチ外の)行動にも及んで汚い言葉を吐き出すのはマナーの域を逸脱しています。
その状況はTwitterに代表されるSNSを中心に、5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)といったネット掲示板、ブログにも見受けられますが、それ以上に深刻だと思うのは、某ポータルサイトのニュース記事に対するコメントです。
ほとんどが匿名のアカウントで、コメントを一つ一つ見ていくと、それは酷い状況です。
特に政治に関する記事についてのコメントは、意見や議論をいうレベルでは無いものが多く、単なる罵りでしかないものも目立ちます。
更にはその話題に乗じて誇張やデマも含まれていることもあり、読む人の曲解を招くようなものもあります。
インターネットやSNSのメリットとして、「情報の即時性と共有」が挙げられますが、ここまで罵詈雑言が目に付くと、折角のメリットが悪用されているように思えますし、ネットでの情報の信頼性が低下しつつあるのでは?と危惧してしまいます。
そしてなによりインターネットを介してあちこちに広がる情報は、子ども達にも伝わっています。
大の大人が心ない発言をしたり、デマや作り話に右往左往している姿なんて、子ども達に見せられませんよね・・・。
情報発信のマナーと責任
いかなる内容であっても、インターネットに情報をアップする人は、自分の投稿内容に責任を持つべきですし、その情報が周囲にどのような影響をあたえるのか、ということを今一度意識していただきたいと思います。
情報を受け取る側も、そういった心ない発言には耳を貸さないという気構えを持つべきですし、接した情報を目と頭と心でしっかり受け止める必要があります。
ネットはある意味「中立地帯」ですから、いろんな考えや意見があることを理解すべきです。
できれば不快な思いをしなくて済むような、マナーと思いやりがある情報が共有されている世界であった欲しいと願っています。
さてワールドカップの試合が始まれば、きっと多くの人は応援モードになると思いますし、試合に勝つとか善戦すれば、応援やねぎらいのコメントも増えていくでしょう。
その応援コメントに発憤し、次の試合でのモチベーションとパフォーマンス向上に繫がるといいですね。
インターネットを通して悩める日本代表をこき落として負けさせようとするのではなく、可能性が高くなくても熱い応援で選手達を支える・・・
子ども達に情報モラルを指導する立場としては、そういうインターネットの姿を見せてあげたいと思いますし、子ども達が将来スマートフォンやインターネットを正しく使うための理由や動機になって欲しいと切に思います。
ネットで悪口しか言わない奴らを見返すためにも、
世界を驚かすためにも、
頑張れ!ニッポン!