6月18日朝に大阪で地震が発生しました。
この地震では死傷者も出ており、今後の余震や避難態勢など予断を許さない状況です。
被災地の方にはお見舞い申し上げるとともに、いち早い生活の再開と心の平安を願うばかりです。

さてそういう大変な状況において、またもやシャレにならない情報がネットで飛び交っているようです。

「大阪地震でシマウマ脱走」のデマが拡散。警察が注意呼びかけ

6/18(月) 17:02配信

2年前の熊本地震でも同様のデマツイート(動物園からライオンが逃げたというデマ)が問題になりましたので、少し気にしていたのですが、やはり今回もデマツイートが出回ってしまいましたね。
被災された方々の不安であろう状況を思えば、とても心ないデマ投稿が発生したことはとても残念ですし、人間としても非常識な行動に怒りすら覚えます。

当然のことではありますが、ただでさえいろいろな情報が交錯している中で、不要なツイートや投稿は控えるべきです。
これは通信網を確保すること、そして混乱させないためのネットモラルであり、私たちはそのことを東北大震災はや熊本地震で学んだはずです。
ましてやデマツイート、地震に便乗した無駄な情報発信は行ってはいけません。

熊本の一件では、デマツイートの投稿者も逮捕されています。
恐らく今回のツイートも同様の対処となるのだと思いますが、度が過ぎる悪ふざけには厳罰を検討してもいいのかもしれませんね。

■災害時に私たちができること

デマツイートを見たときに私たちが取るべき行動は、その情報を冷静に受け止めることだと思います。
脊髄反射で、即リツイートしたり、シェア等の拡散行為を行わないことです。

今回は「シマウマが逃げた」という、実際には起こりにくい内容なので、割と冷静に受けとめることができると思いますが、「毛布と食料が必要」みたいな内容であれば、ついつい本気で信じてしまうかもしれません。

そんなきわどい情報を見たときに「良かれ」と思い、正義感からシェアする人もいるかもしれませんが、逆に仇になることもあることもあるのです。
その情報に真偽に確証が持てないのであれば、SNS等でシェアはしないでください。

皆さんの好意が、正確な情報の流通を妨げる「ノイズ」にならないよう、冷静に対応しましょう。

また地震被害に便乗した寄付やイベントを騙る情報もあるかもしれません。
個人のSNSだけで判断するのでなく、自治体発信の情報を確認しながら、ご自身がトラブルに遭わないよう気をつけてください。

 

被災地の皆さんはとても不安で大変な思いをされていると思いますが、遠くにいる私たちも分別のある行動をとることで、心からの応援としたいと思います。