昨日、アンジャッシュ渡部氏の記者会見があり、私もYouTubeライブでその様子を見ていました。
正直すごく不快で違和感を感じました。
不快だったのは渡部氏本人ではなく、質問をするレポーターの発言、そしてその会見全体を覆う雰囲気です。
あそこまで執拗な集中攻撃をテレビやネットで大々的に見せてたら、世の中的に悪影響しか与えないのではないかと危惧してます。

あの記者会見は個人攻撃を助長しないか?

 
ツイッターでの誹謗中傷や執拗な個人攻撃が社会問題となりつつある中で、「正統派」とされるマスメディアが堂々と取り上げ、集中攻撃する姿を見世物のようにオンエアするのは時代と逆行しているような気がします。
 
それとも「あの会見は正義であり、渡部氏に対する断罪だ!」というつもりなんでしょうか?
裁判官でもないレポーターが、間違いを犯した人をとことん追い込む姿を見て、それを見る子どもたちや若い人たちはどう感じるのでしょうか。
この記者会見は、誹謗中傷や個人攻撃を許さない!という流れに矛盾してはいないでしょうか。

謝罪会見は反省と再起の場

謝罪会見というものは昔からあります。
それは不祥事を起こした者の釈明と反省の場であると同時に、再起のチャンスを与える場であると私は考えています。
決して渡部氏の不倫や行いについて庇うつもりではありませんが、既に社会的制裁は受けています。
追い詰められる姿だけを見せるのではなく、しっかり反省し、信頼回復まで立ち直り努力する姿を伝えるべきだと思います。
「これまで会見を避け、逃げ回ってた渡部氏が悪いのだから、このような扱いを受けて当然だ!」
そのような気持ちを持っている方もいるかもしれませんが、反省し、再起することまで否定するのはどうでしょう。
とことん追い込む世の中は、閉塞的な社会しか生まない・・・そう感じませんか?
これからは多様性を求める世の中だといわれています。
様々な立場の人々に寛容な社会を作ることが大事だともいわれています。
インターネットが普及し、スマホやSNSでのコミュニケーションが定着しつつある今こそ、人間同士で何が大切なのかを今一度考えなくてはなりません。