9月に入り、ほとんどの学校で2学期がスタートしていますが、少し遅れて「伝えるを考えるプロジェクト」の情報モラル講演活動が始まりました。
9月7日(土)の粕屋町立仲原小学校での講演を皮切りに、12月までたくさんの講演や授業が予定されています。
基本的には講演会主催者側のご意向を第一に尊重したお話しに努めるわけですが、子ども達のネットトラブルに関するネガティブ事例に終始する話はしていません。
スマホやネット、SNSの目的も教えていないのに、「危険だ!」「止めなさい!」ばかりを先行して伝えるのは筋違いです。
第一、親子を含めた周囲の大人がこぞってスマホを使っているのに、子どもにはダメダメしか言わないのは矛盾してますし、脅すだけならもはや教育や指導とは言えません。
スマホやネットは何のために存在しているのか・・・。
ネットが中心となる、これからの社会を過ごす中で、私たちはどういうスキルを学んでいくべきか・・・。
テレビやゲームだけの時代ではありません。
「伝えるを考えるプロジェクト」としては、スマホやネットを軸に据えた「情報コントロール」とSNSの定着に合わせた「上手なコミュニケーション」が必要だと考えておりますし、それが子どもだけではない、すべての世代に伝わるような活動を行っていきたいと考えています。
来週以降も福岡県内を中心に多くの講演が予定されていますが、私自身も講演を通して「教える」のではなく、参加される皆様に提案し、一緒に考える機会になればいいなと思います。