皆様こんにちは。
株式会社伝えるを考えるの置鮎です。

今回のブログは、昨今ニュースでも大きく取り上げられている「いじめ動画のSNS拡散」について、情報リテラシーの視点から緊急で書きたいと思います。

大分県の中学校や栃木県の高校で発生した、いじめや暴力行為の動画流出。 SNS上では、加害生徒への非難が殺到し、個人情報の特定や拡散、いわゆる「ネット私刑」が過熱しました。
映像を見た多くの人が「許せない」と感じ、拡散ボタンを押す。
その行為は、一見すると悪を告発する「正義」のように見えます。
しかし、私たち大人は、その先に潜む「取り返しのつかないリスク」を子ども達に伝えなければなりません。

最大の問題は、一度ネットに放たれた動画は、誰にもコントロールできないということです。
加害者が制裁を受けるだけでなく、殴られている被害者の姿もまた、デジタルタトゥーとして永遠にネットの海を漂い続けます。
「助けたい」と思って拡散した動画が、将来にわたって被害者を苦しめ続ける可能性があるのです。

この事態を受け、行政も動き出しました。

「いじめや暴行の確認を」文科省が自治体に要請 SNS動画拡散受け

(毎日新聞)Yahoo!ニュース 2026/1/14


文部科学省やこども家庭庁、デジタル庁などが連携し、SNS上の誹謗中傷やいじめ動画の拡散防止に向けた対策強化を打ち出しています。
国レベルで「ネットいじめ」や「デジタルタトゥー」への対応が急務であると認識された証拠です。

では、学校や保護者はどう対応すべきでしょうか。

学校現場において、「スマホ持ち込み禁止」などのルール作りだけでは、限界があります。
子ども達がSNSに動画をアップするのは、ある意味で「大人への不信感」の表れでもあります。
「先生に言っても解決しない」と諦めているから、ネットという「世論」に訴えるのです。
学校側は、いじめに対する透明性のある対応と、「困ったらすぐに動いてくれる」という信頼関係の再構築が求められます。

そして保護者の皆様。 ぜひご家庭で、
「もし、この動画の被害者があなただったらどう思う?」
「誤解で犯人扱いされたらどうする?」と問いかけてみてください。
「送信」ボタンを押す前に、その向こう側にいる人の痛みを想像する力。それこそが、今求められる真の情報リテラシーです。

同様の内容をYouTubeチャンネル「伝えるを考えるチャンネル」でもお話ししております。
併せてご視聴ください。

株式会社伝えるを考えるでは、こうした最新のSNSトラブルや事例を踏まえた「情報リテラシー講演」「教職員向け研修」「保護者向けセミナー」を積極的に行っています。

単なるツールの使い方ではなく、「なぜ拡散してはいけないのか」「どうすれば自分と友人を守れるのか」を、子ども達の心に響く言葉で伝えます。
生徒向けはもちろん、先生方や保護者様向けの研修につきましても、ぜひお気軽にご相談ください。

また一般企業向けの社員研修等でもお話しできます。

「正義感」が誰かを傷つける凶器にならないために。
今こそ、大人たちが正しい知識を伝えていきましょう。

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