先日の台風7号から続く梅雨末期の集中豪雨では西日本を中心に甚大な被害の爪痕を残しています。
福岡でも昨年以上に被害が出ているようですし、現在でも広島、岡山でも大変な状況になっています。
この度被災された方には心からお見舞い申し上げるとともに、いち早い復旧と生活の再開を心よりお祈りいたしております。
7月に入り、青少年に向けた情報モラル講演や授業が多くなってきました。
夏休み前ということで青少年の防犯的視点で公民館(校区自治協議会)からのご依頼が多い時期でもあります。
ということで先日は中央区の高宮公民館、昨日は南区の塩原公民館にて講演でした。
 
公民館での話というのは青育連主催が主だったりしますが、よく言われるのは、「私たちはネットやスマホに詳しくないから・・・」ということ。
だから今回学びます!ということなんでしょうね。
 
自治協向けの話では、インターネットのトレンドと子どものネット利用の現状について説明した後に、
 
・大人の目、社会の目を常に子どもに意識させる。
・言葉遣いと説明力でトラブルは防ぐことができる。
・ネットでは経験できないことを地域社会が教える。
 
ということをポイントとしてお話しさせていただいています。
 
つまりネットやスマホの知識が無くとも、子どもを将来の社会人に育て上げる指導はできるということです。
 
スマホの操作やSNSの使い方を覚えることはいいことですが、それはちょっとの努力で誰でもできます。
しかし(ネットを含めた)社会で生き抜くためのチカラやノウハウは、様々な経験の積み重ねでこそ豊かになってきます。
 
いくら便利になったとはいえ、ネット検索やスマホアプリ活用だけで世の中を生き抜くことは不可能ですから。
講演の後、主催者の方々のお話を伺うと、「これまで公民館でやっていたことは正しいことだったんだ」と確信を持たれた感想をよく耳にします。
ことネット関係ではどのように指導するべきかについて迷っていらっしゃる方も多いのかもしれません。
社会(周囲)の目を意識し、自制すること。
相手に自分の思いを正確に伝えるための正しい言葉遣い。
ネットとは直接関係ないことでも、将来の社会人としてのチカラを育てることはできますし、むしろそちらの方が大切でしょう。
 
ネットでなかなか見つけることができないノウハウを、地域の先輩方には伝えて頂きたいと思います。