今日は福岡市内の小学校にて、小学4年生向けの情報モラル教育授業でお話しさせていただきました。
スマホやインターネットに関する話をする際、小学生の場合なら5、6年生を対象にする機会が多いのですが、今回中学年である4年生向けということで、話す内容のレベルをあれこれ考えていました。
というのもここ最近の出来事で、同じ高学年であっても学校や地域によって、スマホやインターネットに対する浸透度や理解度に結構差があるということに気付いたことがありました。
さらには小学4年生=10歳というのは、まだまだ子どもだけど、今時であれば思春期の入り口のタイミングでもあるので、インターネットに対する関心が始まるという「境界線」にある年代だと思います。
そのタイミングの子ども達に理解してもらえる話題やポイントをどこに設定するべきか。
そういうことを踏まえ、今回は子ども達に人気のインターネットコンテンツであるYouTubeをメインテーマとし、テレビ〜ゲーム、そしてネットへと繋がるステップとしてお話しさせていただきました。
話の内容については
・インターネットは世界中が繋がるシステムであること。
・インターネットには様々なサービスがあり、そのひとつがYouTubeだということ。
・YouTubeは便利で楽しい。
・YouTubeやインターネットの正しい使い方とお約束。
といった内容を、Q&A的なやりとりを加えながら伝えてつもりです。
そして今日に先駆けて、児童達にインターネットに関する質問を聞いていたので、それに対する回答も駆け足ながらお話ししました。
■小学生のYouTubeの人気度は
短い時間ながら子ども達と接して感じたことですが、もはやYouTubeはテレビと双璧をなすメディアとして浸透しているということです。
YouTubeとテレビ、どっちをよく見るか?、どちらが好きですか?という問いに対して、いずれも半数がYouTubeであり、なかでも男の子にはYouTubeの人気が高いように思えました。
YouTubeで何を見ているのかというと、多くの子ども達は「ゲームの実況中継」「ゲームの攻略」といったゲームに関する内容を見ているようですし、女の子の場合は音楽などのジャンルにも興味があるようでした。
つまり単純に「見て楽しむ」といったところでしょうか・・・その辺りは4年生がまだまだ子どもであるという部分なのかもしれません。
これが高学年になると、「自分で検索して〜」という要素が増えてくるので、「見て楽しむ」に「自分で調べる」という要素が加わり、インターネットの活用がより広く深くなっていきます。
さてこれだけ小学生中学年までにも浸透しつつあるYouTubeですが、このままテレビと同じ扱いで接触させることはいいことなのでしょうか?
続きは「その2」で記したいと思います。