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本日オンエアのKBCテレビ「アサデス」の一コーナーにてお話しさせていただきました。
 
先日の西日本新聞にも掲載されていた高校生のネット依存に関する話題がテーマでしたが、つい先日私も同様の取材を行っていたので、その内容やこの数年間の子ども達とスマホについて感じたことからお話しさせていただきました。
 
テレビには登場していませんが、スマホは自分の手元で思い通りの体験をさせてくれるパーソナルメディアであり、オンラインゲームで問題化された「ネット依存」よりも依存度が高くなります。
 
また今の高校生がスマホが手放せなくなっている状況の素地は、既に幼少時からの積み重ねです。
家庭にテレビやゲーム、パソコン(インターネット)が揃っている状況で育ってきた子ども達は、日常のメディアとして普通に接しています。
 
一番恐れていることは、それが当たり前になり、スマホという自分の欲しい情報や状況をいくらでも集められるツールに対して、現実逃避してしまうことが当たり前になるのではないかということです。
 
ゲームであれSNSであれ、いろいろな不安や情緒をぶちまける手立てはたくさんありますからね。
 
「SNS」と一つに言ってもTwitterやLINE、Facebookの特徴はそれぞれに違うし、目的も楽しみ方も異なります。
故に対策を考えるときには、それぞれの特性に目を向けた使い分けが必要になるのですが、スマホ依存も同様で、漠然と長い時間使っている=スマホ依存として片付けるのではなく、状況に応じて使い分けた対策を取らなければ不十分な指導になります。
 
難しい問題ではありますが、いろんな見方で、いろんな取り組みで、子ども達が安易に「スマホの城」に逃げ込んでしまわぬよう活動を続けていきたいと思っています。