現代は情報通信社会です。

インターネットが社会の情報インフラとなり、これまでテレビや新聞、雑誌が担っていた情報発信の役割の多くを、インターネットが行うようになりました。インターネットでは情報収集だけでなく、ショッピングからチケットの予約、そしてコミュニケーションまでもが行われています。

インターネットは便利なだけではなく、私たちの生活に密着した存在となっているわけですが、そのインターネットの利便を更に向上させたツールがスマートフォンです。

スマートフォンは携帯電話の一種ではありますが、その役割は大きく異なります。

音声通信(電話)が中心の携帯電話に対し、スマートフォンはインターネットに接続することを目的にしています。特に最近のスマートフォンは高性能化し、携帯電話よりもパソコンに近い存在と言えるでしょう。そしてスマートフォンの最大の特徴は24時間常にインターネットに繋がっていることです。

起動に時間がかかるパソコンに比べると、スマートフォンはすぐに起動し、直ちにインターネットの接続ができる手軽さがあり大変便利です。ですのでスマートフォンを使い慣れるとパソコンが不要になるという声もよく聞きます。

しかしある意味でスマートフォンはパソコンよりもタチが悪いとも言えます。

パソコンでインターネットを見たあと、お出かけしたり就寝する際には必ずパソコンの電源を切ると思います。しかしスマートフォンを使っている方で、夜寝る時に主電源をオフにする人はほとんどいません。画面のみオフにして、充電器に差し込み、そのままおやすみになるのではないでしょうか。

スマートフォンは常にインターネットに接続していることですから、寝ている間も、あるいは外出中ポケットの中やバッグの中でもスマートフォンはインターネット通信を行っています。スマートフォンは何も操作していない状況でも、アプリの更新情報の確認やメールやメッセージの有無を確認しているのです。

スマートフォンを持っているだけで、常にインターネットを介し、誰かと繋がっている状態なのだと意識することが大切です。